5月のとあるコンサートにて、ホルン曲であるボザの森にての伴奏をすることになった。
このコロナ禍のご時世に伴奏できるなんて嬉しい限りである。
なんとか最後まで譜読みはしたが、まだ慣れないフランス作曲家の作品に手こずっている。
ひとつ、この作品と向き合って面白い発見があった。
それは、曲の中間部にグレゴリオ聖歌セクエンツィアが使われている。
現代的なフランス音楽の中に入り込むグレゴリオ聖歌。
長3和音や短3和音のみの響きを奏でるフランス音楽と、長5度の響きを重ねるオルガヌムはどこか似ている。
原点回帰しているのか、長い歴史を彷彿とさせる。
とても面白い。