サラサーテ 序奏とタランテラ 徒然ノート
昨日はコンクールの伴奏を任せてもらった。
演奏した曲はサラサーテの序奏とタランテラである。
前半の序奏の箇所のピアノとバイオリンの掛け合いが非常に美しい。
下に載せたのはスコアであるが、支えられた和声に乗っかる旋律の美しさをお分かりいただけるだろうか。
いいねぇ…
各フレーズの始まり1拍目が8分休符であることから、次の小節の1拍目が拍頭としての重きを持つことになる。
したがって、それまでの8分音符はアウフタクトの働きのような雰囲気を持つことになる。
これがいい。
幻想的で、少し哀愁の漂う、他の音色との絡まり合い、痒いところに手が届くこの音楽の流れ、そして響き。
舞台の上で奏でることの幸せ。
一度経験すると戻れないですね。