2022-09-18 クライスラー プレリュードとアレグロ 徒然ノート1 クライスラー作曲、プレリュードとアレグロ。 伴奏をする際、気付いたことを述べていく。 プレリュード 冒頭はミシミシ…と唸るバイオリンの旋律から始まる。 バイオリンの旋律だけでこの曲の曲想が完結するわけではない。 ピアノの和声が非常に重要になってくる。 e-mollの主音の低音が鳴り響く中、 I→I7→ドッペルドミナント→Ⅵ→… と和音が移り変わり、転調後も一度も終始することなくAndanteまで緊張が続く。 冒頭5小節目まで主音や属音の保持が続いていることも興味深い。